中古ロッドの修理
こんばんは(^^)
先日、携帯が壊れました。
要らないアプリを消したところ、謎の強制再起動の連打。
結局、どうにもならず交換となりました。
クラウドやバックアップもしてなかった為、過去の画像も全て飛びました。
釣りの画像はこのブログに残ったのみになりました。
良かったですわ〜。ブログ書いてて。
今回は、ロッド修復の記事です。
先日、メ○カリにて中古ロッドを安く購入できました。
購入直後は
「ラッキー!良品が来ると良いな〜(^p^)」と
呑気なことを想像してましたが
まぁ、世の中そんな甘い話はございません。
予想の斜め上のシロモノが送り付けられました。
修復必須ですよ。
あぁァア゛ア゛ァー
直すの、めんどくせぇーーーーーー!
○購入品
コルトスナイパーxr 106H PS
100g前後のプラグ専用ロッドですね。
コスパが良いとの噂があるので、使っておられる方も多いでしょう。
今回はこいつを修理します。
○症状
①ガイドのクラック(大)
サビ付き
②フェルールの磨り減り
完全にドッキングしてますな。
これでも若干緩いです。
凸側がかなりすり減ってます。
ズブズブ入れすぎですよ。アッー!
③全体的な小傷
ブランクスには致命傷はない模様。
④グリップ
このクラスのショアジギングロッドはブランクスにかなり安全マージンを取ってあるので、酷使してもそう簡単に壊れません。
1番ガイドにクラックは入ってなかったので、
意外と使用回数は低めでしょう。
2番ガイドのクラックもジョイントを外す為に付いたクラックでしょうな。おそらく、使用する度に2番ガイドを持ってゴリゴリ外してたのでしょう。
もちろん、同時にフェルールもすり減り、スカスカになってしまったのだと推測できます。
ロッドをラフに扱いたい方にはシマノのスクリュージョイントはおすすめしません。
消耗も激しく、あちこちガタを作るので、厄介です。
〜修理開始〜
①2番ガイドのクラック
2番ガイドの付け直をします。
ダブルラッピングなので工程が増えてめんどくさいですね。
まずは既存ガイドの撤去
まずはは火で炙ります。
※炙り過ぎるとブランクスが溶けるので要注意。
既存のスレッドをコツコツとバラしていきます。無理するとブランクにキズが入るので注意!
↑は撤去して、スレッドの目印用のマスキングテープを貼った画像
下地のブランクスには案の定、キズはありませんでした。
何故か中央のシルバーのスレッドは残ったのでそのままにして使います。
黒のスレッドを巻きました。
太いCスレッドです。
まだガイドは付けずに、この状態で先にエポキシコーティングをします。
コーティングする際にはにはコレを使わないと、厳しいです。
乾いた後、
ガイドの位置を決めて、スレッドを巻きます。
瞬間接着剤でほんのチョット付けるとガイドが固定されて、スレッドが巻きやすいですよ。
そして、1度目のコーティング。
1度目だけだと、汚い&弱いので
乾いた後、ガタツキをとるため
ペーパーでシコシコ擦ります。アッー
※きちんとマスキングテープで養生して擦りましょう。ブランクスにキズが入ります。
※削って白くなっても、2度目のコーティングでキレイになります。
そして2度目のコーティング
キレイですね〜!
素人さんが見ても、修理したことは分からないでしょうな。
そうそう、コーティングする際にはジョイントの凹側の外にも一緒に補強コーティングしときましょう。
これをするだけでも割れ防止になります。
※ブランクスの中にコーティングを絶対に入れないように!二度と使えなくなりますよ(^ω^)
後日、3回目のコーティングを行い、完了です。
②フェルールの磨り減り
対処策は凸側のフェルールかさましです。
瞬間接着剤を使います。
※ジェル状では難しいです。
まずはフェルールを掃除しましょう。
後はフェルールに薄く塗ります。
※塗る際は封筒用紙を使うと便利です。
乾かないので、塗りやすい。
塗って乾いた後は
フェルールを抜き差ししながら
ペーパーで削りながらテーパー調整します。
この位かな?
仕上げは
コレです。
コレを使わないと、瞬間接着剤が早々と剥がれてまた塗らないといけなくなります。
というか新品ロッドでもフェルールワックスは使いましょう。
これ一つでジョイント部でのトラブル・修理が無くなります。
③小傷
エポキシコーティングでほぼ消えます。
ガイド修理のついでにチョンチョンと付けましょう。
④グリップ
サンドペーパーで擦ったり、火で炙ったりするのですが、めんどくさくなってやってません。
③と④は修理しなくても、使用上問題なしです。暇な時にします。
また追記します。
ジャキーン
復活しましたな。これで安心して使えますわ。